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毎晩の仕上げみがき、どこを重点的に見ていますか
奥歯の溝にうっすらとした色の変化を見つけて、気になった経験はありませんか。子どもの歯には、構造上どうしても汚れが残りやすい場所があります。この記事では、むし歯ができやすい部位とその理由、部位ごとの歯ブラシの当て方を整理しました。磨く場所に優先順位をつけるだけで、短い時間でも守りやすくなります。
この記事の要点まとめ
- 奥歯の溝・歯と歯の間・歯ぐきの境目は、汚れが残りやすい部位として知られています。
- 年齢や歯の生え変わりに応じて、注意したい部位や磨き方の工夫が変化します。
- 家庭での死角チェックとあわせ、定期的な歯科受診も予防の一助として考えられます。
子どもの歯みがきで見落としやすいむし歯の好発部位とは

子どもの歯みがきで見落としの基礎・考え方
乳歯はエナメル質や象牙質の厚みが永久歯より薄く、汚れが残るとむし歯が進みやすい傾向があるとされています2。加えて子どもの口は小さく、歯並びも成長の途中。歯ブラシの毛先が届きにくい場所は、どうしても生まれてしまいます。
代表的な好発部位として、次の3か所が挙げられます。
- 奥歯の噛み合わせ面の溝:食べかすやプラークが溝の底に残りやすい
- 歯と歯の間(隣接面):歯ブラシの毛先が入り込みにくい
- 歯と歯ぐきの境目:仕上げみがきの力が抜けやすく、汚れが帯状に残りやすい
子どもの歯みがきで見落としの方法・手順
短時間で切り上げたい日ほど、順番を決めておくと磨き残しが減らせます。上の奥歯→下の奥歯→前歯という流れを固定し、好発部位から先に手をつける。この順番なら、途中で嫌がられても優先度の高い場所は済ませられます。
子どもの歯みがきで見落としの注意点・ポイント
当院では、回数を決めるより「食べたら磨く・ぬぐう」を習慣にすることを大切にしています。1日1回の夜だけと決めてしまうより、食後にできる範囲で口の中を清潔に保つ意識のほうが、毎日のケアとして続けやすいと考えているためです。
奥歯の溝にできるむし歯の特徴と歯ブラシの当て方

奥歯の溝にできるむし歯の特の基礎・考え方
奥歯の噛み合わせ面には小窩裂溝と呼ばれる複雑な溝があり、なかには歯ブラシの毛先より幅の細い部分もあります。唾液による自浄作用も届きにくく、汚れが停滞しやすい場所です。とくに6歳前後に生えてくる第一大臼歯は、生えきるまで背が低く周囲の歯より一段沈んだ位置にあるため、毛先が空振りしやすくなります。生えたての永久歯はエナメル質が成熟の途中でもあり、この時期こそ丁寧なケアを重ねたいところです2。
奥歯の溝にできるむし歯の特の方法・手順
1. 子どもの頭を膝に乗せ、口の中が真上から見える姿勢をつくる
2. 頬を指でそっと外側に広げ、奥歯の面を視野に入れる
3. 毛先を溝に対してまっすぐ垂直に当てる
4. 1〜2mm幅で小刻みに20回ほど振動させる
生えかけの奥歯には、横からではなく後方から歯ブラシを差し入れると毛先が届きやすくなります。ヘッドの小さい子ども用や、毛束が一つのタフトブラシも選択肢のひとつです。
奥歯の溝にできるむし歯の特の注意点・ポイント
溝が深い場合、家庭のケアだけでは行き届きにくいと感じる場面もあるかもしれません。歯科医院ではフッ化物の応用や溝を埋める処置など、予防を目的とした対応も選択肢になります1。当院では大人のメンテナンス後にもフッ素塗布を行っており、ご家族ぐるみで予防に取り組む姿勢を大切にしています。
歯と歯の間・歯ぐきに近い部分のむし歯リスクとケアの工夫
歯と歯の間・歯ぐきに近いの基礎・考え方
乳歯は形がふっくらしていて、隣り合う歯どうしが面で接触します。この接触面には歯ブラシの毛先がほとんど入らず、目視での確認も難しいところ。とくに乳臼歯どうしの間は、外から見えないまま内部で進行していることもあるとされています。歯と歯ぐきの境目も、痛がらせたくない気持ちからつい力が抜け、汚れが残りやすくなります。
歯と歯の間・歯ぐきに近いの方法・手順
- 歯間:ホルダー付きのデンタルフロスを、のこぎりを引くようにゆっくり挿入し、片側の歯面に沿わせて上下に動かしてから抜く
- 歯ぐきの境目:毛先を歯と歯ぐきに対して45度の角度で当て、歯ブラシを鉛筆持ちにして軽く小刻みに動かす
力の目安は、毛先が広がらない程度。柄を握り込むと圧が強くなりやすいため、鉛筆持ちのほうが扱いやすいはずです。
歯と歯の間・歯ぐきに近いの注意点・ポイント
動いてしまうお子さまには、寝かせみがきで頭を支えるのが基本になります。上唇の裏側にある筋(上唇小帯)に毛先が触れると痛みを感じやすいため、人差し指で小帯をガードしながら磨くと嫌がりにくくなる場合があります。数を数える、鏡を一緒に覗く。終わりが見える声かけも、案外役に立ちます。
神埼市の子育て家庭で押さえておきたい年齢別の注意ポイント
神埼市の子育て家庭で押さの基礎・考え方
好発部位は、年齢とともに移り変わります。歯の生え方が変われば、汚れのたまる場所も変わるからです。神埼市で子育て中のご家庭からも、「上の子と下の子で磨き方は同じでよいのか」というご相談をよくいただきます。
神埼市の子育て家庭で押さの方法・手順
- 0〜2歳ごろ:上の前歯の裏側と歯ぐきの境目が中心。授乳や間食のあとはガーゼでぬぐう習慣から
- 3〜5歳ごろ:奥歯が生えそろい、乳臼歯の間と溝に注意したい時期。フロスの併用も検討を
- 6〜8歳ごろ:第一大臼歯の萌出期。生えかけの奥歯と、抜けた歯の隣の段差部分に汚れが集まりやすい
神埼市の子育て家庭で押さの注意点・ポイント
生え変わりの時期は歯並びが不揃いになり、一時的に磨きにくさが増します。ここで力を入れすぎると歯ぐきを傷めることもあるため、力を強めるのではなく、当て方の角度と時間で補うのが基本と考えられます。厚生労働省も、フッ化物の活用を含めた口腔ケアの継続について情報を提供しています12。
親が気づきにくい死角のチェックと神埼市での予防を意識したケア
親が気づきにくい死角のチの基礎・考え方
上の奥歯の内側(口蓋側)、生え変わり途中の段差、下の前歯の裏側。この3か所は、家庭の照明と角度では見えにくい死角になりがちです。見えない場所は磨けているかの判断も難しく、変化に気づくのが遅れやすくなります。
親が気づきにくい死角のチの方法・手順
手鏡を子どもの口の斜め下に差し入れ、明るい照明の下で覗き込むと視野が広がります。見ておきたいのは、白く濁った部分がないか、歯ぐきが赤くなっていないか、同じ場所に汚れが残り続けていないかの3点。同じ部位に繰り返し汚れが残る場合は、磨き方の癖が固定しているサインと考えられます。
親が気づきにくい死角のチの注意点・ポイント
当院では歯科用CTや口腔内スキャナー(iTero)などの設備でお口の状態を確認し、医学的な根拠に基づいたご説明を心がけています。高圧蒸気滅菌器(クラスB)や口腔外バキュームによる衛生管理、エアフローを用いたクリーニングにも取り組んでいます。定期検診の間隔はお口の状態に応じて1〜3か月ごとと幅を持たせていますが、2か月ごとにお越しになる方が多いのが実際のところです。
女性スタッフのみの体制と、保育士による無料託児サービスもご用意しています。神埼市で家庭でのケアに迷いを感じたら、症状がないうちからお気軽にご相談ください。
参考文献
1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(疾病・健康に関する情報)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/
2. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(口腔・歯の健康)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/teeth
大学病院歯科口腔外科 勤務
福岡市、佐賀市内歯科医院 勤務
医療法人桜裕会「佐賀さくら歯科親子歯科クリニック」開院
佐賀県歯科医師会 会員
神埼市歯科医師会 会員
日本小児歯科学会 会員
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